高崎城@群馬県高崎市 [お城踏査]

高崎城@群馬県高崎市にあった近世城郭です。

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三の丸の乾櫓です。

元々は本丸の北西隅にあった櫓です。

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群馬県では唯一残る現存櫓です。

群馬県指定重要文化財です。

もともと残っていたのではなく、市内の農家に納屋として移築されていたのを文化財指定を機に昭和49年に再移築されました。

石垣もその時に積み直されたものです。

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小さな櫓ですが、石垣と共に景観になじんでいます。

高崎城は箕輪城主だった井伊直政により慶長2年(1597)に築かれました。

現在は本丸など中心部は官庁街となり破壊されましたが、三の丸の堀と土塁はよく残っています。

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乾櫓は内部は非公開です。

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重箱型の2間×3間の小さな櫓です。

『高崎城大意』によりますと、「もとこの櫓こけらふきにて櫓作りになし、二階も無く土蔵などの如くなるを、先の城主腰屋根をつけ櫓に取り立て」とあり、もともとは土蔵のようだったものに屋根を付けて二階に改築したようです。

そのために重箱のような造りです。

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乾櫓の隣に東門が移築されています。

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内部から見た東門です。

潜り戸が付いています。

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三の丸の堀です。

水を湛えて土塁とよまく映えます。

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高崎市のマンホールです。

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松江城調査研究報告会 [お城情報]

松江城調査研究報告会
日 時 2018年3月25日(日)13:00~15:40
場 所 市民活動センター5階交流ホール(島根県松江市白潟本町43)
定 員 200名(要申込)
内 容
講演1「松江城天守出土塩札について」卜部吉博氏(松江市松江城調査研究室専門官)
講演2「史跡米子城跡の発掘調査成果ー月山富田城から米子城へ―」 浜野浩美氏(米子市教育委員会文化財課学芸員)
講演3「石垣から考える松江城」乗岡実氏(岡山市教育委員会文化財課長)
問合せ
歴史まちづくり部 まちづくり文化財課
℡0852-55-5956
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シンポジウム「織豊政権と躑躅ケ崎館―天守台・虎口・梅翁曲輪」 [お城情報]

シンポジウム「織豊政権と躑躅ケ崎館―天守台・虎口・梅翁曲輪」
日 時 2018年3月24日(土) 13時30分~16時00分
場 所 山梨県立図書館(甲府市北口2-8-1)
定 員 200名(申込要)
参加費 500円
内 容
「躑躅ケ崎館と甲府城と織豊城郭」萩原三雄氏
「躑躅ケ崎館における武田氏滅亡後段階の虎口」山下孝司氏
「武田氏滅亡後に増設された梅翁曲輪」鷹野義朗氏
問合せ
武田氏研究会
℡055-263-6441
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米子城フォーラム「大山を望む城と城下のカタチを探る」 [お城情報]

米子城フォーラム「大山を望む城と城下のカタチを探る」
日 時 2018年3月19日(月) 15時00分~17時00分
場 所 ANAクラウンプラザホテル米子(鳥取県米子市)
定 員 200名(申込要)
参加費 無料
内 容
オープニング 「米子城ドローン4K映像放映」
「米子城~その価値と魅力~」米子市文化課学芸員 濵野 浩美氏
「米子城と大山について」ふるさと教育特別委員会委員長 石村 隆男氏
パネルディスカッション 「大山を望む城と城下のカタチを探る」
問合せ
鳥取県経済同友会西部地区事務局
℡0859-22-5131
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石倉城@群馬県前橋市 [お城踏査]

石倉城は群馬県前橋市石倉町5丁目にあった中世城郭です。

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城跡は公園になっています。

公園になっているのは二の丸部分のようです。

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公園の中に石碑が建てられています。

石倉城は、文明17年(1485)に長尾憲景が築城しました。

永禄年間には、武田信玄、上杉謙信、北条氏の争奪戦となり、何度も城主が変わりました。

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石碑です。

自然石に刻まれています。

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石碑です。

石倉城の歴史が刻まれています。

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看板の裏には石倉城の縄張り図が描かれていますが、かなり剥げています。

三重の堀に囲まれていました。

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本丸跡です。

利根川の浸食でかなり削られています。

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和歌山城天守閣再建60年ミニシンポジウム [お城情報]

和歌山城天守閣再建60年ミニシンポジウム
日 時 2018年3月21日(水)13:00~15:40
場 所 和歌山市立博物館(和歌山市湊本町3-2)
定 員 100名(不要申込)
内 容
「和歌山城の近代・現代―天守閣再建60年を考える」野中勝利氏(筑波大学教授)
「大正期の和歌山公園設計と整備について」 大山僚介氏(和歌山城整備企画課学芸員)
「戦後の和歌山城天守閣再建をめぐる動向」(市教育委員会)
シンポジウム
問合せ
和歌山地方史研究会
℡0852-55-5956
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前橋城 その3 [お城踏査]

前橋城の続きです。

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車橋門の石垣です。

小さな公園になっています。

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完全に市街地化されていてとてもわかりにくい場所にあります。

ここが入り口です。

思わず通り過ぎてしまいます。

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碑と説明板です。

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車橋門は外曲輪から城内にはいる重要な門でした。

石積みの台石は一辺が7.7m×4.25m、高さは1.4mです。

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石垣の間はとても狭いです。

これは昭和38年の区画整理の際に西の石垣が東に8m移動されたためです。

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門の上に建つ石碑です。

厩橋城の曲輪橋御門跡と書かれています。

前橋城は以前は厩橋門といいました。

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石垣は大きくきれいに整形された石で積まれています。

高さはありません。

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もう一つの説明板です。

公園の地下に石垣が埋もれています。

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車橋門の絵図です。

車橋という名からもしかすると引橋だったのかもしれません。

門に比較して隣の隅櫓が小さいです。

(終わり)
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前橋城 その2 [お城踏査]

前橋城の続きです。

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群馬県庁の前に残る土塁です。

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土塁の前にある説明板です。

幕末に再建された城です。

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幕末に再建された城ですが、縄張りは折れが多用されて軍学の影響がうかがわれます。

大きな丸馬出も2つあります。

大手門は変則的な角馬出でした。

天守は建てられませんでしたが、櫓台には砲台が作られていました。

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土塁上に建てられた前橋城の石碑の入り口です。

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前橋城の碑です。

字が小さく分かりにくいです。

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石碑の解説です。

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土塁上です。

かなり大きな土塁です。

土塁上には松が生えています。

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土塁がコの字状に残っている様子がわかります。

隣のビルと比較すると二階部分と同じ高さがあります。

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土塁です。

これ以上の破壊は防ぎたいですね。

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馬の埴輪の模型です。

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前橋市のマンホールです。

バラがデザインされています。

(続く)

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前橋城@群馬県前橋市 [お城踏査]

前橋城は群馬県前橋市にあった近世城郭です。

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土塁です。

背後の建物は群馬県庁です。

近世城郭としての前橋城は関ヶ原合戦後に酒井重忠が入り、改修を行い近世城郭になった。

前橋城は利根川に面して築かれました。

そのため、利根川の度重なる氾濫により明和5年(1768)廃城となりました。

しかし、幕末になり国内の政情が乱れると文久3年(1863)に再び築城されました。

今残るのは幕末に築かれた城の遺構です。

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前橋城の写真を見ると車橋門の遺構がよく紹介されているので、遺構は残っていないと思っていたけど、意外と土塁がよく残っていて驚きました。

それも土塁の規模は車と比較してもその大きさがわかります。

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利根川の近くにある虎姫観音堂です。

この付近に天守があったと言われます。

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観音堂の近くにある天守の絵です。

江戸初期の前橋城の天守は利根川の近くにありました。

前橋城は前期の城には天守はありましたが、幕末に再建された城には天守は築かれませんでした。

前橋城は天守復元の動きはありません。

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前橋城本丸に聳え立つ群馬県庁です。

現在の天守閣です。

(続く)
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シンポジウム「霊仙城をめぐる山城―京極氏出撃拠点の山塊」 [お城情報]

シンポジウム「霊仙城をめぐる山城―京極氏出撃拠点の山塊」
日 時 2018年3月18日(日) 13時00分~17時00分
場 所 米原市近江公民館(滋賀県米原市顔戸1513)
定 員 300名(申込不要)
参加費 無料
内 容
「京極高広・高吉と北近江」太田浩司氏(長浜市)
「戦国後期近江南東部における六角氏の動向」振角卓哉氏(日野市教育委員会)
「霊仙山麓の尾根道・谷道」泉峰一氏(霊仙山トレイル研究会)
「霊仙山をめぐる山城」中井均氏(滋賀県立大学)
シンポジウム
問合せ
米原市教育委員会
℡0749-55-4552
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