二条城 その2 [お城踏査]

二条城の続きです。

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東南隅櫓です。

寛永期に建てられた櫓です。

重要文化財です。

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二重櫓で層塔式の端正な櫓です。

一階部分の南と東側に出窓を設けています。

二階の南側には千鳥破風をつけています。

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普段は内部は非公開ですが、一昨年の修理の完成後には特別に見学できました。

(続く)
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二条城 [お城踏査]

二条城は京都市中京区にある近世城郭です。

京都は東西の通りを北から一条、二条と呼びます。

その二条にあるため二条城です。

位置は異なりますが、織田信長が足利義昭のために建てた城も二条城といい、こちらは旧二条城と呼ばれています。

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二之丸の東大手門です。

ここが正門です。

2014年から4億7000万円をかけて改修をしたのでまだピカピカです。

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大手門は櫓門です。

入母屋造、本瓦葺です。

城の門で櫓門が直接城外に接する門は少なく、通常は高麗門や薬医門がはじめにあり、枡形を経て二の門として櫓門がある形が多いです。

二条城は珍しいタイプです。

二条城がそうなのであまり違和感を感じないのかもしれません。

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石碑には史蹟旧二條離宮 二條城 とあります。

二条城が明治以降に離宮として使用されていたためです。

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堂々とした櫓門です。

重要文化財です。


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本隆寺 [寺院]

京都市中京区にある本隆寺です。

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法華宗真門流の総本山です。

正式名は慧光無量山妙興隆寺です。

法華宗京都八本山の一つです。

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山門が修理中で参拝はできませんでした。
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首途八幡宮 [神社]

首途八幡宮です。

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京都市上京区にあります。

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源義経奥州へ旅立ちの地です。

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宇佐八幡宮から勧請したのが始まりです。

元の名を内野八幡宮といい平安京の大内裏の北東にあったために王城鎮護の神とされました。

ここには奥州の金を京で商う金売吉次の屋敷があったと伝えられます。

源義経が奥州に行く際に吉次の助けを得て道中の安全を祈願したと言われます。

首途は出発を意味し、旅行安全の神として信仰を集めています。

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本殿です。
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猫寺 [寺院]

京都市上京区にある猫寺です。

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称念寺といい、浄土宗知恩院派の寺院です。

慶長11年(1606)に松平伊豆守信吉が建立しました。

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本堂です。

当寺に葬られた松平信吉の母が徳川家康の異父妹だったため三つ葉葵を寺の紋にしています。

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今も軒瓦には三つ葉葵が見られます。

三代目住職の頃は松平家と疎遠となり次第に荒廃しました。

三代目住職は猫好きでしたが、寺が貧窮しているのに猫が美しい姫に化けてのんきに舞を舞ったために怒り、猫を追放しました。

数日後猫が夢枕に立ち、松平家との復縁を取り付けたと報告しました。

猫のお陰で寺は立派に再興しました。

その後、寺は猫に感謝して猫の霊を厚く守護しました。

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本堂の前にある松は愛猫を偲び伏した猫の姿になぞらえて植えられたものです。

よく見ると猫に見えるかな。

称念寺はいつか「猫寺」と呼ばれました。

今も動物供養が行われています。

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釘抜地蔵尊 [寺院]

京都市上京区にある釘抜地蔵尊です。

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正しくは光明遍照院石像寺という浄土宗の寺院です。

釘抜地蔵またはくぎぬきさんとして親しまれています。

弘法大師の開基と伝えられもとは真言宗でしたが、重源上人が中興して浄土宗になりました。

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地蔵堂です。

地蔵堂に安置される石造地蔵菩薩は弘法大師の作と伝えられます。

もとは苦しみを抜き去ることから苦抜地蔵と呼ばれていましたが、それが訛って釘抜地蔵となりました。

一説には手の病気に苦しむ商人の夢に地蔵菩薩が現れて手に刺さっていた二本の恨みの釘を抜いて救ったことから釘抜地蔵と呼ばれたとも言われます。

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地蔵堂にはたくさんの釘抜がお礼として奉納されています。
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千本釈迦堂 [寺院]

千本釈迦堂です。

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京都市上京区にあります。

大報恩寺が正式名称です。

真言宗智山派の寺院です。

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本堂の釈迦堂です。

国宝です。

入母屋造、檜皮葺の建物です。

安貞元年(1227年)に建てられました。

意外にも京都市内では最古の建物です。

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蔀戸を備えるあたりも古さを感じます。

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おかめ塚です。

おかめは本堂の大工の棟梁であった長井飛騨守高次の妻です。

本堂を建てるときに柱を切り誤って困っていたところ、おかめが斗組を用いることをアドバイスしてうまく完成することができました。

しかし、妻の助言で完成したことがわかると知れてはと上棟式を前に自害してしまいました。

高次は妻の冥福を祈るため宝篋印塔を建て、福面を付けた扇御幣を飾ったと言われます。

全国のおかめ信仰の発祥地です。

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その後大報恩寺は大工の信仰を集めるようになりました。

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御土居 [お城踏査]

御土居が北野天満宮の境内に残っています。

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御土居です。

あまりに大きすぎて土居とわからないくらいです。

御土居は豊臣秀吉が京都を守るために天正19年(1591)に周囲を土塁で囲んだ遺構です。

延長は22キロに及びました。

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説明です。

大きな看板です。

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悪水抜きです。

御土居のために内側から外側への排水を遮る問題がありました。

そのため土居を貫通する切石組暗渠が作られていました。
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北野天満宮 [神社]

京都市上京区にある北野天満宮です。

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菅原道真を祀ります。

菅原道真は藤原時平の讒言により大宰府に左遷されて没します。

その後都では落雷など災害が続き、これを道真の祟りとして天満宮が建てられました。

大鳥居です。

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山門です。

大きな楼門です。

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拝殿です。

本殿の西に脇殿を配し、拝殿の両脇には楽の間を備えた複雑な形をしています。

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このように複雑な形の屋根です。

八棟造、権現造りと称され、国宝です。

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境内にある文道会館では乃木坂46伊藤万理華の脳内博覧会を開催していました。

伊藤万理華が考えるFASHION、ART、MOVIE、RADIOの展覧会です。

彼女の独特の世界観が見られる展覧会でした。

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伊藤万理華は今は乃木坂46を卒業しています。
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六角堂 [寺院]

六角堂は京都市中京区堂之前町にある寺院です。

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山門です。

天台宗の寺院です。

正式には紫雲山頂法寺と言いますが、本堂の形が六角形なので六角堂と呼ばれています。

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説明です。

聖徳太子が小野妹子とともに用材を求めるためこの地を訪ねた際に、池で水浴をしたとき持仏の如意輪観音像を置いたら像は重くなり動かなくなってしまった。

そして観音像は光明を発し、自分は七生にわたって太子を守護してきたが、今後はこの地にとどまり衆生を済度したいと告げたので、この地に用材を用いて六角堂を建てたのが始まりと言われます。

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聖徳太子ゆかりの太子堂です。

六角形をしています。

聖徳太子二歳像を安置しています。

回りの池が聖徳太子が水浴した池です。

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本堂です。

頂法寺と書かれています。

大きな堂ですが境内が狭いので六角形の形がわかりにくいです。

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こんな感じです。

六角形の形状がわかるでしょうか。

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本堂の前の提灯です。

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ヒヨコの御神籤です。

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水盤です。

六角堂と書かれています。

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へそ石です。

長岡京より平安京に遷都の時に六角堂が道路の中央に当たったために桓武天皇が祈願されたら御堂が自ら15mほど北に退かれたと伝えられます。

この石はその際に取り残された礎石と言われます。

かつては六角通りの中央にありましたが、明治時代に境内に移されました。

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六角堂の隣に池坊の本部があります。

聖徳太子の命により小野妹子が六角堂に花を供えたことが華道の由来とされています。

六角堂が池のほとりにあったことから「池坊」と呼ばれています。

六角堂の住職が池坊の家元を兼ねています。

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