二条殿跡 [お城踏査]

二条殿跡です。

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石碑です。

京都市中京区両替町付近です。

二条殿は二条良基の邸宅跡です。

邸内には龍躍池があり、その景観の美しさから皇族や織田信長が好んだと言われます。

天正10年の本能寺の変の際には織田信長の長男信忠が立て籠もり全焼しました。

旧二条城、二条城と似ていて紛らわしいですが、別の館です。

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二条殿は遺構は残っていません。

現在は京都国際マンガミュージアムになっています。

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近くには得だわ時代の銀座跡があります。

京都は町のあちらこちらに史跡があり、歩いていて楽しいです。
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旧二条城跡 [お城踏査]

京都市上京区烏丸下立売にあった旧二条城跡です。

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ほぼ、足利義輝邸と同じ場所です。

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説明です。

永禄12年(1569)に織田信長が15代将軍足利義昭の居城として約390m四方の城を築きました。

70日間の短期間で二重の堀と三重の天守を備えていました。

四方に石垣を高く築き、内装は金銀をちりばめ、庭には泉水、築山が作られた豪華な城でした。

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その後信長は義昭を追放して東宮誠仁親王を迎え入れて、二条御所として使われましたが、室町幕府の滅亡に伴い廃城となりました。

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推定地の地図です。

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現在の平安女学院を中心とした敷地でした。

セント・アグネス・スクールです。

アグネスは紀元305年ローマ皇帝の迫害により13歳で殉教した少女の名です。

セント・アグネスは少女の守護聖人として崇められています。

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庫の通りは室町通りと呼ばれています。

さすが京都です、歴史を感じます。
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斯波氏武衛陣・足利義輝邸跡 [お城踏査]

京都市上京区にある斯波氏武衛陣・足利義輝邸跡です。

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今は石碑が建つのみです。

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説明です。

室町幕府の第一の家格として三管領の筆頭斯波義将は宮中御所を守護していた唐名をとって武衛と呼ばれていました。

いつかこの地は武衛陣と呼ばれるようになりました。

武衛陣は応仁の乱で焼失したが、現在も武衛陣町と呼ばれています。

のちに室町幕府13代将軍足利義輝がこの地に邸宅を構えました。

永禄8年(1565)に松永久秀に衝撃されて死去しました。

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現在は平安女学院の敷地となっています。

セント・アグネス・スクールです。

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赤点線部分が屋敷跡です。
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東北新幹線やまびこ [鉄道]

東北新幹線やまびこです。

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先頭車両です。

白と紺色のツートンの塗装にピンクの帯を入れています。

東北新幹線は緑の新幹線のイメージがあったけど、最近はなくなりましたね。

東京駅から盛岡駅の間で運行されています。

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E225系です。

10両編成運行されています。

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車内の様子です。

2列と3列の5列構成です。
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名古屋城本丸御殿完成 その6 [名古屋城本丸御殿]

本丸御殿の続きです。

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黒木書院です。

後は小天守です。

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黒木書院は湯殿書院の奥にあります。

それをつなぐ廊下です。

天井はなく屋根の垂木が見えます。

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本丸御殿の中ではこういう廊下は珍しいです。

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黒木書院の入側(廊下)です。

天井は竿縁天井です。

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黒木書院の平面図です。

8畳の一の間と二の間のみの小さな建物です。

黒木書院は清洲城内にあった徳川家康の宿舎を移築したと伝えられます。

本丸御殿の豪華絢爛な建物と比較しても落ち着いた風情があります。

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二の間です。

襖は水墨画で描かれています。

欄間は筬欄間です。

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釘隠しです。

こちらは豪華です。

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一の間です。

襖が白いのは、今回の公開に間に合わなかったためです。

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天井は竿縁天井です。

本丸御殿は総檜造りですが、この黒木書院は良質な松材が使われています。

松の黒い色から黒木書院と呼ばれていました。

(終わり)
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名古屋城本丸御殿完成 その5

湯殿書院の二の間です。

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金の襖です。

欄間は筬欄間です。

襖の正面が一の間です。

一段高くなっています。

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襖の色は少し古びて見えます。

この障壁画は復元模写ではなく、重要文化財障壁画のデジタル複製です。

だから古く見えます。

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一の間です。

床の間があります。

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一の間です。

天井は格天井です。

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廊下です。

廊下の天井も格天井です。

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湯殿書院の湯殿です。

唐破風の屋根のあるところが風呂です。

湯船ではなくて、外にある釜で湯を沸かして湯気を内部に引き込むサウナ風呂でした。

手前が洗い場です。

板の間になっています。

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風呂です。

(続く)

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名古屋城本丸御殿完成 その4 [名古屋城本丸御殿]

本丸御殿の続きです。

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上洛殿と天守です。

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対面所です。

左は鷺の廊下です。

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上洛殿の外観です。

外観からは内部の豪華さはわかりません。

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湯殿書院と小天守です。

本丸御殿は玄関、表書院、対面所、上洛殿、上御膳所などを巡るコースと湯殿書院と黒木書院の見学ツアーの2種類があります。

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湯殿書院を見学するには整理券が必要です。

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10人ほどのグループで見学します。

湯殿書院の入り口です。

ここから靴を脱いで見学します。

(続く)
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名古屋城本丸御殿完成 その3 [名古屋城本丸御殿]

本丸御殿の続きです。

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梅の間です。

上洛殿への控えの間です。

大きな床の間が作られています。

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障壁画に梅が書かれています。

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全体的に保護のため照明を落としているので薄暗いです。

梅の間は北側にあるため余計に暗いです。

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上御膳所への廊下です。

まだまだ奥に続きます。

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上御膳所の廊下です。

狭いです。

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上御膳所の配膳所です。

この襖はデジタル複写で作られています。

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部屋の中に部屋が作られています。

襖の白い部分は今回の公開に間に合わなかった部分です。

今後完成次第に嵌められるそうです。

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上御膳所の欄間です。

筬欄間です。

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上御膳所の中にある囲炉裏です。

上御膳所は台所で作った料理を温め直す場所なので囲炉裏がありました。

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囲炉裏があるため天井には煙抜きの穴があります。

本丸御殿には上御膳所の他に同様の下御膳所があります。

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上御膳所の囲炉裏の間から配膳所を望みます。

欄間は筬欄間です。

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本丸御殿の平面図です。

あまりにも広いので今どこにいるのかわからなくなります。

左下の紫の地区が今回の完成部分です。

(続く)
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名古屋城本丸御殿完成 その2 [名古屋城本丸御殿]

いよいよ上洛殿の上段の間です。

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上段の間です。

上洛殿は将軍専用の建物なので名古屋城本丸御殿の中では最も格式が高いです。

床の間、違い棚を持つ武家風書院造りです。

付書院はありません。

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武者隠しです。

長押まで障壁画が描かれています。

画題は帝鑑図です。

狩野探幽によるものです。

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天井も豪華絢爛です。

黒漆塗二重折り上げ蒔絵付き格天井です。

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一の間から見た上段の間です。

欄間が素晴らしい。

大きな鶴が彫られています。

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一の間の天井です。

黒漆折り上げ格天井です。

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一の間と二の間の間の欄間です。

襖は帝鑑図です。

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釘隠しです。

細かな彫刻です。

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引手金具です。

葵の紋が入れられています。

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引き戸の黒漆にも葵の紋がデザインされています。

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二の間です。

床の間が作られています。

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二の間の天井です。

格天井に蒔絵が書かれています。

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欄間も素晴らしいです。

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三の間です。

雪中梅竹鳥図です。

狩野探幽による絵です。

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欄間です。

まさに豪華絢爛です。

雪中梅竹鳥図は部屋の四面が四季を表しています。

こちらは渓流と蓮で夏を表しています。

(続く)
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名古屋城本丸御殿完成 [名古屋城本丸御殿]

約10年の年月をかけて、総工費150億円を要した名古屋城の本丸御殿が平成30年6月8日に公開されました。

オープン初日には行けなかったので、この週末に行って来ました。

工期は3期に分けられて、これまで二期工事までは公開されてきました。

今回は御殿の中で最も豪華と言われる上洛殿と湯殿書院、黒木書院などが公開されました。

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オープンのポスターです。

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本丸御殿に入るのに長蛇の列が出来ていました。

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表書院から上洛殿へつながる鷺の廊下です。

天井から豪華です。

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上洛殿の廊下です。

人でいっぱいです。

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反対から見た廊下です。

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南側の廊下です。

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飾り金具も豪華です。

本丸御殿は太平洋戦争の空襲により焼失してしまいましたが、多くの写真、実測図、拓本が残されていたので、ほぼ忠実に再建されました。

この飾り金具も拓本が取られていたので忠実に復元されています。

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長押にまで障壁画が描かれています。

長押に描かれているのはこの上洛殿だけです。

上洛殿は将軍が上洛するときに宿泊するために建てられました。

江戸時代を通じて実際に宿泊したのは徳川家光と家茂の二人のみでした。

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廊下の側の欄間です。

花狭間格子欄間です。

細かい細工です。

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廊下の天井です。

格天井です。

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廊下の欄間です。

豪華です。

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西側の廊下です。

ここも長押に障壁画が描かれています。

(続く)
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