野田城＠愛知県新城市

野田城は愛知県新城市野田町にあった中世城郭です。

永正５年(1508)に築かれたといわれます。

菅沼氏の居城でした。



説明です。



野田城の図面です。

桑渕と龍淵に挟まれた要害の地に築かれていました。

本丸、二の丸、三の丸が並ぶ連郭式の縄張りです。



野田城を有名にしたのは元亀４年(1573)１月に武田信玄がこの城を攻めたことです。

守りが固くなかなか落城しないので、金堀人足を使って、城のある丘に穴を掘り、水脈を切ったために、城内の井戸が枯れてしまいました。

そのため守っていた菅沼氏は降伏しました。

この城攻めの最中に信玄は具合が悪くなり甲斐に引き上げましたが、途中で死亡しました。

一説には城内から鉄砲で撃たれて死亡したともいわれます。

本当かウソかわかりませんが、武田信玄が鉄砲で撃たれた場所というのが伝えられていますし、信玄を撃った鉄砲というのが伝えられています。

それだけ信玄の姿は大きかったようです。



野田城への入り口です。

簡単な冠木門がありますが、もちろん模擬門です。

(続く)