長篠合戦時の武田軍の陣です。
大通寺という寺院の裏山が陣所です。
ここは馬場信房の陣所と言われます。
決戦の前日に馬場信房は武田勝頼に決戦を避けるように進言しましたが、勝頼は聞き入れませんでした。
この日の軍議を嘆き、こうなった以上は明日は一命を賭して戦うだけとして、明日は最後の一戦となろうと旧友を謝し、明日の奮戦を誓いました。
そのため、前日は馬場信房は、内藤昌豊、山県昌景、土屋昌次らを呼んで水杯を交わしたと言われます。
大通寺の裏のその水杯をしたという泉が残されています。
裏山は陣所跡ですが、ほとんど自然地形です。