第35回全国城郭研究者セミナー

お城のイベントです。

毎年８月の第一土日に開催されているお城の全国的なイベントです。

３５年も続いているなんてすごいです。



第35回全国城郭研究者セミナー
テーマ：馬出を考える―定義と分布
日　時：2018年8月4日（土）～5日（日）
場　所：豊橋市公会堂(愛知県豊橋市八町通2-22）
参加費　3000円　懇親会　5000円
内　容
４日
10:00～12:00 三河の城報告会（無料）　
「東三河の城」
高田徹氏（城郭研究者）、松田努氏（蒲郡市博物館）、豊橋市担当学芸員
（会場の完全入れ替え）
全国城郭研究者セミナー（有料）
13:40～14:25　「幡豆郡の城郭について―吉良氏と地域」奥田敏春氏（愛知中世城郭研究会）
14:25～15:10　「密集した小規模方形郭群の事例紹介と検討」遠藤啓輔氏（城郭談話会）
15:30～16:15　「米子城の発掘調査」浜野浩美氏（米子市教育委員会）
16:15～17:00　「高岡城跡詳細調査の成果について」田上和彦氏（高岡市教育委員会）
18:00～20:00　懇親会　こすたりかシティガーデン
５日
09:25～09:30　趣旨説明　山本浩之氏（中世城郭研究会）
09:30～10:00　「東海地方の馬出の分布について」石川浩治氏（西尾市教育委員会）
10:00～10:30　「越中・能登・加賀・越前・若狭・飛騨の馬出について」佐伯哲也氏（北陸城郭研究会）
10:40～11:10　「東北地方の馬出」室野秀文氏（盛岡市教育委員会）
11:10～11:40　「関東とその周辺の馬出の事例」山本浩之氏（中世城郭研究会）
11:40～13:00　昼食
13:00～13:30　「武田氏と馬出-長野県・山梨県における丸馬出のひろがり」山下孝司氏（武田氏研究会）
13:30～14:00　「近畿及び周辺の馬出について」高橋成計氏（城郭談話会）
14:20～15:50　シンポジウム　司会　木地谷了一氏（中世城郭研究会）
15:50～16:00　閉会挨拶　八巻孝夫氏（中世城郭研究会）
問合せ
中世城郭研究会
cyuujouken◎gmail.com

大垣城ゆかりの城シンポジウム

大垣城ゆかりの城シンポジウム
日　時　２０１８年６月３０日（土）　13時～16時45分
場　所　総合福祉会館（岐阜県大垣市町）
定　員　250名（申込要）
参加費　無料（資料実費100円）
内　容
○基調講演
「戸田氏鉄の居城と国宝大垣城天守」中井均氏（滋賀県立大学）
スペシャルトークショー
国生さゆり氏
「お城を活かした観光まちづくり」
郡上市、尼崎市、大垣市
問合せ
大垣市観光協会
℡0584-81-4111

神石しろいし

宮城県白石市の由来は白い石に由来します。



市内にその白い石が残っています。



これがその石です。

神石しろいしです。

灰白石の擬灰岩です。

小さく見えますが、根は深く宮城郡根白石（仙台市泉区）まで続いていると言われます。



由来の書かれた碑です。



白石市のマンホールです。



こちらはカラーバージョンです。

白石城がデザインされています。

白石城 その８

白石城の続きです。



二の丸跡です。

公園になっています。



城の周りは野球場や白石高校の敷地になっています。



二の丸への道です。

石碑が建てられています。



本丸表門の前にある井戸跡です。



厩口門跡です。

石碑が残るのみです。



門は市内の延命寺に移築されています。



城内には歴史短報ミュージアムが建てられています。



ミュージアムにある白石城の模型です。



本丸部分です。

天守をはじめ御殿や櫓がびっしり建てられていました。



片倉小十郎の木造です。



最後に白石城の天守をもう一度。

最上階は花頭窓になっています。

（終わり）

白石城 その７

白石城の続きです。



天守の中には白石城の様々な絵図の複製が展示されていました。

それぞれ微妙に違っていて比べると面白い。



天守（三階櫓）の図。

復元された天守に近い。

隣に大きな鐘の旗が建てられている。



正方形のマス目の上に描かれています。

大きさはかなり正確そうです。



天守の部分のアップです。

天守台の周囲に余白が確認できます。

でも屋根付きの階段の書き方は異なります。



別の絵図です。

外郭に丸馬出が描かれています。



片倉家の大鐘の旗です。

（続く）

白石城 その６

白石城の続きです。



白石城の天守台の石垣です。

再建の時に積み直されています。

石垣の石は丸石です。



こちらは本丸門の石垣です。

こちらは切石で積まれています。



いよいよ天守に登ります。

天守の入り口には覆い屋根があります。



登り口です。

急な階段を登ります。



白石城の天守は天守台いっぱいではなくて、余白を残して建てられていました。

会津若松城もそうです。

もともとは五重の天守を建てる予定で大きな天守台を作りましたが、実際には三重の天守を建てたので、余白が出来たのかもしれません。



天守台の二方に余白があります。



天守の内部です。

木造で復元されました。



石落しです。

一階の出窓部分です。



二階部分です。



最上階です。

引き戸にガラスが嵌められているのは興ざめです。



三階の高欄です。

とても狭いです。



屋根の見上げです。

太い梁が見えます。

天井は張られていません。



天守から見た本丸表門です。

桝形の様子がよくわかります。

（続く）

白石城 その５

白石城の続きです。



白石城の天守です。

厳密には天守ではなくて、江戸時代には三階櫓または大櫓と呼ばれていました。

白石城は正確には藩ではなく、仙台藩の支藩の扱いでした。



下から見上げた天守です。

二の丸側です。



二の丸から見た天守です。

少し遠景です。



力士像と天守です。

白石出身の力士大砲万右衛門です。

明治時代の力士で横綱でした。



下から見上げた天守です。

大きな出窓（石落し）が目立ちます。



別のアングルからの天守です。

なかなか美しい形です。

（続く）

白石城 その４

白石城の続きです。



本丸門と鐘堂です。



鐘堂です。

天守の隣に建てられています。

発掘調査の結果により天守の脇に建てられていたことがわかりました。

もとの鐘は文正元年（1466）に鋳造されて伊達郡東昌寺にありましたが、いつの時代には白石城に入り、非常の際に鳴らされました。

鐘堂は音が聞こえるように二階の窓が格子になっています。



鐘堂と天守です。



本丸井戸です。

蓋がされていて中は見えません。



本丸の土塀です。

控え柱があり、丸や四角の狭間が切られています。



土塀の石落しです。

軒丸瓦は片倉家の紋が入っています。



石落しの部分のアップです。

土塀に石落しがあるのは姫路城など数例です。

（続く）

白石城 その３

白石城の続きです。



白石城の本丸には天守の他に御殿などたくさんの建物がありました。



御殿の間取り図です。

下の緑が表、青が中奥、上の黄色が奥です。

右の紫色の部分が御成り御殿です。

仙台藩主が来た時の御殿です。



本丸御殿のＡＲマーカーです。

アプリで読み込むとスマホで本丸御殿の３Ｄが見ることができます。



こちらは隅櫓のものです。

白石城も天守の他に他の門や櫓の復元をしたいようですが、資金不足のため、このような３Ｄで雰囲気を体感してもらうためにソフトを開発しました。



本丸の土塁です。



本丸の裏門です。



裏御門の碑です。

ここにも櫓門がありました。



白石城の碑と天守（三階櫓）です。

白石城 その２

白石城の続きです。



本丸の表門です。

枡形門になっていてこれは一の門です。

後に櫓門が見えます。



近くから。

土塀に狭間が切られています。

すぐ横の土塀にも狭間があります。

ものすごい近距離です。



門内からみたところです。

何故か門には扉がありません。

もともとなかったのか、省略したのでしょうか。



二の門です。

櫓門です。

狭間が上下に２列に並び厳重な構えがわかります。



狭間には蓋がしてあります。



本丸内から見た櫓門です。

木造で平成７年に再建されました。



天守と櫓門です。

なかなか絵になります。



門の扉は城門らしく重厚です。



門の内側です。

塀に控え柱が並びます。



再建から20年以上経過して、木造の控え柱の根が腐ってきています。

補修が必要となっています。